中山功太単独ライブ「tokyo shining seventh raven heaven」

初のラスタ原宿。中山功太の単独ライブに行ってきました。タイトルの「raven heaven」というのは未来を見据えて「天国を奪還する」的な意味でつけたらしい。キングオブコントの真裏という絶対的に不利な条件により手売りがなかなか捌けなかったそう。だからこそ買ったところある。

 

久しぶりに見る功太はハゲが進行したとのことで金髪になっていました。まもなく開場というタイミングで音ネタに使う予定のCD-ROMが壊れてしまい客を入れるどころじゃなくなるハプニング。こういうときは時間を気にしながらの進行が大事になるわけですが、ほぼ同時に功太のつけてる腕時計も止まるアクシデント。気を取り直してひとネタ目、フリップをめくっていたら今度はスピーカーから謎のドラムロール音。

「悪い夢みたいやな」って言っておりました。「芸人ってよく単独前にこういう夢見たりするんですよ。まさか現実になるとはね‥」「こんな現実、もうええねん!」

思えば先日の歌ネタ王決定戦。予選で演歌のネタをやるはずだったのが会場に流れた音が功太のだけ異様に小さくて客に聞こえず、持ち時間ずっとニコニコしていただけだったらしい。なぜ功太にばかりこうも試練が降りかかるのか。

 

あわや2時間フリートークか!?となりかけたところをスタッフと後輩たちがいろいろ動いてくれてどうにか20分押し、歌ネタもカットさせずに開演。そしてどのネタも(ハプニング継続しつつ)マジで面白かった!!そして今本人にとって一番の「悪い夢みたいやな」となっているあの疑惑についてはマジで「やってない」そうです。なのでマジで信じるしかない。

こういうのって、マジでやってなくてもいくらか取られるものらしい。世の中ってそういうものらしい。個人的にはやっててもギリ面白いかなとも思うけどやってないにこしたことはないのでマジでやってないといいですね。マジで。

 

「人って無実の罪を着せられたうえにここまでトラブルが頻発しても穏やかでいられるものなんだな」ってくらいこの日の功太さんは穏やかでした。不幸が重なり過ぎてもはや悟りを開かれたのかもしれない。

再三になりますがネタはマジで面白かったので、もう一回優勝して賞金で裁判費用を払おう!あともうちょっといい機材と時計を買おう!がんばれ!!